カサンドラな日々

「なぜか周りと噛み合わない」ズレを楽しむ人のブログ

ハロー、運命

自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ
「 She is 」 1月の特集「ハロー、運命」に寄せて。

 

 

それは勘違いだよ、と言われる気がムンムンするのですが、ちょっと聞いてもらってもいいですか。

 

私は、心の声と、発声させる声の違いに気づいた、幼き日の記憶があります。

家の中でかくれんぼ。

「わたしは、ここだよ」と唱えてみたけど、お姉ちゃんは全く気づかない。

 

そういうことなのね。

この「心の声」は自分にしか聞こえないのね。

声に出さなければ、ダダ漏れないのね。

 

 

その日から、私は「心の声」と「外に出す声」を使いわけて生きるのでした。

 

役割。ずいぶん前から私にはそれがあって、周りの期待に応えて生きていく。

(いや、実際どれくらいの期待に応えられてかわからんけど)

 

「これが正解かな?」と思う言葉を言い、正解がわからない時は黙る。

正解は1つじゃなさそうだけど、どうやら「圧倒的な不正解」はあるっぽい。

そのことに怯え、察して、自分の役割を全うする。

 

そんな私に、息子ができた。最初は「お母さん」という役割を頑張った。

頑張って、頑張って、頑張った。

 

私いつまで頑張るんだろう。

だれのために頑張っているんだろう。

いつまでガンバラナキャイケナイんだろう。

 

妊娠中や子育て中は不思議な人たちとの出会いが多くあった。

誤解を恐れず言うなら、社会のリズムではなく、自然のリズムで生きている感じだ。

すごく気持ちのいい人たち。

 

ある人に「あなたの気持ちと言葉が違うことが、声に出ている」と言われ心から怯えた。

怯えていることが声に出ないように、細心の注意を払った。

 

それで気づいてしまった。

私はずっと欲していた。

気持ちと言葉を同じにすることを。

 

頑張ることをやめてみる。

頑張らないとできないことをやめる、とも言う。

 

まず自分の誇りだった仕事を辞めた。

自分には何もなくなったような気がした。

自立というプレッシャーを捨て、いま生きることだけに専念する。

 

「恐れ」から行動するのではなく、「願い」から行動する。

全ては願いから。

 

禅をツールに、「今、ここ、自分」につながり続けた。

私が運ばれた場所。

生まれた時に立っていた場所。

 

自分というものを初めて感じた気がした。

やっと触れたその子は外ではなく、自分の中にいた。

 

自分の息子くらい、小さな女の子。

その子が言うんだ、「もう、『私は、ここだよ』って声に出していいよ」って。

 

#ハロー、運命 #She is