カサンドラな日々

「なぜか周りと噛み合わない」ズレを楽しむ人のブログ

「あ、こういうことはこの人に気づいてもらえないんだ」という傷

「あ、こういうことは、この人に気づいてもらえないんだ」

ということがあった時に

その人のことを意地悪な人と判定して

終わりにしがちだったな、俺。・・という話を今日はします。

みなさんにもありませんか?

たとえ、お互い笑顔で接してても

「・・・この人を信じられなくなってきた(^^)」

というようなか感覚になることが。

 

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掃除分担事件

 

前職は小学校の保健室の先生だったのですが

小学校って、職員室内でグループ分けをされているんですね。

低学年・中学年・高学年・専科など、そんな感じのグループ分けでした。

 

専科というのは、音楽の先生、家庭科の先生、図工の先生、算数の先生、理科の先生、保健室の先生、嘱託の先生等で、担任を持っていない先生です。

 

嘱託の先生は定年退職したおじいちゃん、おばあちゃん先生で

時にアクが強めの大先輩もおります。

で、このグループでやる仕事というのが、結構多い。

 

低学年・中学年・高学年それぞれの先生方は常日頃からチームプレーなのですが

この専科グループってのは寄せ集め感が満載でして

突然話し合ったり協力し合ったりしろといわれてもなあ「難しいンだよナ」と私は思っていました。

 

どこの職場でもそうだと思うのですが、特に「若手」であるというだけで

先輩方からは、体力、気力ともに満ち溢れていることを期待されます。

週に一度の放課後の掃除なども率先してやることが求められます。

で、この時の若手が、私と音楽と家庭科の先生の3人で全員女性だったんですね。

 

ある日、保健室に子どもがいなかったので

職員室で仕事をしようと職員室へ行ったら

音楽の先生が一人で掃除を始めていました。

掃除はいつもなら放課後にやることになっています。

その時、4時間目の授業中で、他に先生はいません。

聞くと、放課後は出かけるので掃除ができないから、今やってるとのこと。

 

自分もやりたい仕事があって職員室に戻ってきたわけですが

一人で掃除をするのも大変だろうと思い、当然、一緒に作業を始めます。

食器の洗い物は放課後にたくさん出るので、給湯室の片付けを残して

2人で職員室内の掃除を終わらせました。

 

放課後、保健室で溜まった仕事をしていると、部屋の扉が勢いよく開き

家庭科の先生がピシャリと言い放ちます。

 

「音楽の先生から職員室の掃除をやってくれたとの伝言があったので

私と図工の先生(この図工の先生はめちゃ怖い)で給湯室やりましたっ!!

だから先生はゴミ捨てやっておいてくださいっ!!(バンっ!!)」

 

私が答える間もなく、保健室の扉が勢いよく閉まる。

え?なにこの一方的な暴力。

私、掃除やったんですけど。

給湯室の片付けやったくらいで威張らないでくれます?

いや、私は何もやってない人だと思われてるのか?

え?というかなんで、音楽の先生は自分だけがやったことにした?

そんなつもりはない?

悪気ないってやつ?

ねえ、音楽の先生よ。

「私、掃除やっておきました」の回答では20点よ?

「私、職員室の掃除やっておきました」でも25点よ?

「私と保健室の先生で掃除やっておきました」で95点よ?

「私と保健室の先生で職員室の掃除やりました。給湯室とゴミ捨ては放課後にまとめてやるのが効率的だと思ったので、すみませんが残りはよろしくお願いします。」

って、家庭科の先生に言わないと、あの人には通じないよ?

 

とぐるぐる考えて、やり場のない怒りを抱えながらも

「あ、図工の先生には、給湯室の片付けをやってもらったお礼は

ちゃんと言っておかないと」と思って、お礼を言いに行きました。

 

毎日笑顔で頑張ってました。

 

例えばよ、例えば、掃除が始まる時間に職員室へ行って

「私も音楽の先生と一緒に先ほど職員室の掃除をしましたので、他の作業は

お願いします」と言えばさ、それはそれでさ。

「今この時間あなたの体はここにあるのだから協力しろや」

という雰囲気になる気がする。

いや、間違いなくなるだろう。

掃除したくないわけじゃないのよ?

やる気がないわけでもないのよ?

でもなんかこの状況にモヤモヤするんだけど、私が悪いの?

私は2歳年上の家庭科の先生が怖かった。

そして同い年の悪気のなさそうな音楽の先生が一番怖かった。

図工の先生は普通に怖いおばちゃんだった。

 

未消化案件

「あ、こういうことはこの人に気づいてもらえないんだ」という傷は

この若手3人の関係では、しょっちゅう生じていました。

「私たぶん誤解されている」

「その言い方に傷ついた」

こういう感情って、当時者間で表現しにくいなって迷いませんか?

 

私はいつも迷って、外には出さず、自分の中にしまって終わりにしてました。

だから、終わりにしたつもりが終わっていない未消化案件が、心を疼いています。

この話だって「オイオイ、何年前のことよ?」って感じですが

なんかふと思い出したのでこのタイミングで文章に書いて、消化を試みてます。

 

この同世代の女3人でいると、いつも「うーん、なんか噛み合わないな〜」という感覚になっていた。

当然、私が2人を傷つけたこともあったかもしれない。

仲良くなるのはもちろん、わかり合うのを、諦めてたなと思います。

 

「この人、気が利かないな」という理由では人を嫌わない

肌感覚で「夫や彼氏が気が利かない人でさ」という理由でお怒りの方は

多いように感じています。

うちもそうです。

「その言い方では足りないよ」という不満は、時に関係をこじらせます。

 

例えば、1ヶ月前から友人と食事に行く約束をして

その間は夫が子どもをみていてくれることになっていたとしましょう。

夫が一人で子どもをみるという状況は年に1〜2回です。

しかし、夫は仕事を入れてしまいます。

仕事を入れてしまうというより

「なんか知らんが仕事が勝手に、気づいたら入ってきてたんだわ」

というような謎の感覚で夫も困っています。

仕事と言われれば、こちらも、ぐうの音も出ません。

そこで夫は、自分の実家に

「妻が友達と遊びに行くんだけど俺は仕事だから、孫と遊んでくれないか?」

と連絡をします。

良かれと思って連絡します。

私は、それだとめっちゃ不満なんですが、考えすぎでしょうか。

 

その言い方だと「息子は仕事で大変なのに、嫁は遊び歩いているのか?」

という印象にならないでしょうか。

 

夫は「え?うちの両親はそんな悪い風には思わないよ。孫と会えたら嬉しいんじゃないの?」と言います。

私は普段の様子を観察する限り、そこまでポジティブに引き受けてくれるとは思いません。夫婦で見えている世界が違いすぎて、もはや真実はわかりません。

私は肌感覚で、雰囲気をキャッチしますが

夫はそのような曖昧な感覚を採用しません。

そもそも、私は結構困った状況でも、人に連絡して助けてもらうということを

ほとんどしてません。

だから簡単に両親に依頼してしまう夫に対しての嫉妬のようなものもあります。

 

「ジャア〜・・・両親に来てもらうくらいなら、私約束断るわ・・・」と渋々言うと

夫の方は「そっか、わかった。ごめんねっ!」と実にライトな返し。

そして黙って私は夫を睨む。そして根に持つ。

 

根に持っているので、どうしても後になって

「本当は行きたかったのに」と嘆いてしまう俺のことを

夫も「よくわからん、難しい人だ」と思うようです。

 

こんなズレズレの人生で学んだことは

「察して欲しい、は己のわがままだと心得よ」ということでした。

 

「気が利かない人だ」と認定して、見下して、嫌うのは、もう終わり。

「私はこう思ったよ」と伝えないことには

一向に分かり合えないし、お互い満たされない。

だって違う人間なんだもの。

 

そして自分のしたいことがあるなら

人に協力してもらったり、誰かにお願いして助けてもらったり

をもっとしてもいいんじゃないか、と言うこと。

それで、相手がどう思うかわからないけど

それをコントロールしようというのも変な話だよね。

 

友達と1ヶ月前から約束していたのに行かなくていいの?

両親にお願いすることはそんなに悪いことなのかな?

誰にも頼らず母親業を頑張ってます、という自分に酔ってないか?

 

細かくチェックすると色んな疑問符が飛んでくる。

私はそういう自分の痛い部分と向き合うのが面倒で。

人と向き合うのが面倒で。

結果(人からの評価)を手放せなくて。

 

でも、もう「人を嫌いになる」という方法で

一人で感情を始末するのはやめようかな。

 

 もうそれ以外の方法で解決していけそうな気がする。